HOME > Lecture > 法と政治の思想(2014)

履修について

本講義の目的およびねらい

本講義の目的は、法律・政治の具体的制度へと学習を進める前に、それらを正当化する根拠であるとともに、制度・政策に関する価値判断の基準となる思想について基本的な知識を得ることにある。制度の背景にある思想を理解することで、法律・政治の全体的なパースペクティブを考えることが期待される。
具体的には「主流派」であるリベラル・デモクラシーを軸として、それに対する批判と代替的理論を紹介していく。講義題目の予定は下記の通りである。

  • 1 リベラリズムの伝統:ロック、J.S.ミル、アダム・スミス
  • 2 リベラリズムの正義論:ロールズと格差原理
  • 3 リベラリズムの発展:分配と平等
  • 4 共同体と文化:共同体論・多文化主義
  • 5 20世紀デモクラシーの現実:リベラル・デモクラシーへの展開、福祉国家とデモクラシー
  • 6 公/私区分の再定義:市民社会論、フェミニズム
  • 7 ラディカル・デモクラシー:熟議民主主義、闘技民主主義

注意事項

大屋雄裕・田村哲樹により分担開講する。教科書は使用しない。参考書・参考文献は適宜講義の中で紹介する。

試験問題 (未実施)

以下の3問のうち1問を選択して解答せよ。
解答の冒頭に設問番号を記入しておくこと。どの設問に対する解答か不明の答案は採点しない。

採点講評

1)
2)
3)

参考文献リスト

講義でよくわからない部分があったり、より深く勉強したい場合には、こちらのブックガイドを参照してください。

配布プリント

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成績評価に関するデータ

評価
人数 (割合)
S
18 (11.1%)
A (優)
42 (26.0%)
B (良)
63 (38.9%)
C (可)
39 (24.1%)
D (不可)
7

2011年度以降の入学者については5段階(S/A/B/C/D)、それ以前の入学者については4段階(優/良/可/不可)により評価することとなっているため、採点を上記の5段階で行なったのち、2010年度以前入学者についてはS/Aの双方を「優」とした。割合は試験による合格者に対するものである。